自分の英語学習に関する悩みをお話しします。以前から「やらなきゃ」と思いつつ、ずっと先延ばしにしていた英語の勉強ですが、最近になって必要性が増してきました。その結果、ずっと心の片隅にあった悩みが一層はっきりと表面化してきたのです。
英語を勉強したい(しないといけない)理由
私が英語を勉強したい理由は、「英語を勉強する」こと自体ではなく、「英語を使って学びたい」からです。きっかけは昨年、エネルギーデバイスの安全な使用に関する資格であるFUSE(Fundamental Use of Surgical Energy)を受験し、取得したことでした。この資格は、オンラインでe-learningを受講し、全ての小テストに合格してVoucherを取得した後、実際の試験を受けることで得られます。この資格は米国内視鏡外科学会(SAGES: Society of American Gastrointestinal and Endoscopic Surgeons)が提供しており、申し込みから試験まで全て英語で行う必要があります。
長年、英語が不要な環境にいたため、e-learningのアカウントを作ることすら苦労しました。講義の音声は全く聞き取れず、配布されたスライドを読むことに必死でした。英語力の不足を痛感し、その頃からTOEIC Listening & Readingテストの受験を決意し、英語の勉強も並行して進めるようになりました。
FUSEの取得/TOEICの受験を経るも、全然話せない
勉強の甲斐あって、昨年の冬に無事FUSEに合格しました。また、TOEICではリスニングが偶然よく聞き取れたこともあり、自分の実力以上のスコアを取れたと感じています(総合スコア715、リスニング395、リーディング320)。しかし、周囲に英語を話す機会が全くなく、英語を話す方もいないため、スピーキングスキルは全く育っていません。
海外学会のチャンス
今年、BOSSから海外学会に興味があるかと尋ねられ、「あります」と即答したところ、秋に海外学会で発表する機会をいただきました。発表テーマは、当時ジャーナルに投稿していたオリジナルのテーマ(その後、アクセプトされパブリッシュされた)に基づいていたため、発表内容に関しては大きな問題はありませんでした。しかし、課題はスピーキングです。
スピーキングの練習は、、、
抄録の登録は比較的スムーズに進みましたが、スピーキングの練習が必要だと感じ、先輩に相談したところ「SPEAK」というアプリを紹介していただきました。このアプリはChatGPTと協力して開発された英会話練習アプリです。オンライン英会話とは異なり、好きな時間にスピーキングの練習ができ、とても便利です。また、プレミアムプランは年間12,800円(税込)で、月額換算すると約1,067円(税込)と比較的安価です(参考:DMM英会話は執筆当時で月額3,490円、1日25分)。さらに、このアプリの魅力は、AIと話すため、発音を間違えても全く恥ずかしくない点です。
当初、AI相手に話すことで恥ずかしさがないことが魅力的だと感じましたが、実際に始めてみると、その魅力がさらに大きく感じられました。スピーキングの経験がほとんどないため、まず話すこと自体が難しく、発音だけでなく、自分の言いたいことを英語にする、いわばライティングスキルも不足していることに気づきました。論文執筆時は、英語で表現できないことがあっても、DEEPLなどの翻訳アプリを使い(もちろん翻訳後の内容は自分で確認し、投稿前には英文校正も依頼します)、大きな問題にはなりませんでした。(話が少し逸れますが、英語力以前に文章力自体が不足しており、上司から多くの指導を受けました。パラグラフライティングについても別途本を購入し、勉強が必要でした。)
毎日話すしかない
秋の海外学会に向けて、毎日SPEAKとスピーキングの練習を継続していきます。
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